依存症に巻き込まれず、回復を助ける方法を知ろう
相手の考え方を優先して、自分の考えをはっきり伝えない方法。ギャンブル問題に巻き込まれ、問題の継続や悪化に手を貸してしまう結果になりやすい。話せなかった気持ちをためこむので、家族がうつになったり、逆切れする原因になる。
決めつけ・詰問・禁止の言葉が特徴。相手に自分の考えをおしつけて、言い負かそうとする。相手の自主性や自信を奪い、子ども扱いするために依存症の悪化につながりやすい。
(例)「なんでいうことわかってくれないの?」
「どうしてそんなことになってしまったの?」
(例)「わたしをこまらせようとしているのね」
「とにかく私の言うとおりにして」
(例)「そんなことしちゃだめ」
「あなたってどうしようもない人ね」
自分の気持ちを「私の考えは・・・」と自分を主語に率直に話す(アイメッセージ)。その一方で「あなたの考えをきかせてほしい。」と相手の気持ちを尊重する態度をもとうとする方法。
一方的にならず、両方の気持ちを十分話せることを大事にする。相手を打ち負かそうとしないで、「引き分け」で良しとして、平行線が続くなら、一旦話を終えて頭を冷やす時間をおいて、また話す余裕を持つ。
あいてのいいところをみつけて、賞賛や感謝の気持ちを伝える
(例)「頑張ってリハビリ続けていてすごいね。」
「知り合いができて、よかったね」
(例)「わたしをこまらせようとしているのね」
「とにかく私の言うとおりにして」
① 最初は相手のつらい気持ちや願っていることを言葉にする
(例)「ギャンブルのことで公開している気持ちはわかるよ」
「何とか生活をたてなおしたいと思っているんだね」
② 次に自分の心配している気持ちやねがっていることを「私は…」と私を主語にして表現します。
(例)「私は、あなたがギャンブルの問題で苦しむのをみていると、つらい」
「私は、あなたにギャンブル依存症という病気になっている可能性があると思うので、その治療に取り組んでほしい」