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専門家・当事者が語る回復とは

回復応援インタビュー

依存症治療の専門家と、ギャンブルにハマった経験をもつ方、それぞれのお話をうかがいました。

もう止めたいと思った時 vol.1 ダンプ松本さん

パチンコにハマり、毎日のように大金をつぎこんでいたダンプ松本さん。だんだん勝てないことが苦痛になり、「むなしい」と感じるようになったそうです。それよりも後輩たちと飲みに行ったほうが楽しい、と気づいたことで徐々に止めることができました。「人に言われるのではなくて、自分で気づかない限り止められないんだよね」。

回復における、医療の役割 vol.2 常岡俊昭さん

実は、自殺率も高いギャンブル依存症。「医療は、命を守るゴールキーパーでありたい」と常岡先生はおっしゃいます。回復のための選択肢は多いほうがいい、自助グループで仲間をつくったり、医療に助けてもらったりしてほしい。一人で抱え込まず、精神科病院にもフラッと来てほしい。依存症者への温かいメッセージです。

家族支援の重要性 vol.3 森田展彰さん

一番困っていて助けを求めているのは、やはり家族。傷ついて戸惑っている家族が依存症の当事者とぶつかり合うと悪循環にはまってしまいます。そんなときはまず少し距離をとるなどのアドバイス、サポートが大切。「回復とともに、より良い家族関係を取り戻すことを手伝いたい」と森田先生はおっしゃいます。

依存症問題とスティグマ vol.4 松本俊彦さん

「だらしがない」「意思が弱い」などといわれ、病気ではなく性格の問題であると誤解されるなど、依存症者への偏見・差別(スティグマ)はまだまだあります。家族や本人も病気を隠したがり、支援につながりにくいことも。「回復した人は勇気がある人でカッコイイ!」といわれるような社会をつくることが鍵になると松本先生はおっしゃいます。